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夜勤体制の変化:福井県看護連盟


連盟ふくい座談会:夜勤体制の変化福井県看護連盟 座談会 夜勤体制の変化



国に代表を送ることで改革が生まれる。それを若い世代にも分かってほしい…

司会

時代の中で少しずつ看護師界も変化してきてますよね。それは私たちの代表から出られた議員さんの働きというものも関わっているんではないでしょうか。
だからこそ議員さんを出さなくてはならない、という職場での働きかけについてはどう思われますか?

畑中
1946年の井上はつゑ議員以降、長い年月をかけて看護系議員を国会に送りつづけることで、看護職は近年ようやく社会に認められるようになってきました…。

そうですね。最初は私も分からなかったけど、現場から議員さんが出ることで良くなってきたなっていう実感は確かにあるんですよね。そんな現実が少しずつ見えてくることで、先輩たちも頑張って連盟の事を訴えてきたんだと思うんです。

昔は「白衣の天使」と聞こえは良かったけど仕事は忙しくて当たり前。とはいえ、質を上げて良い仕事をして正当な看護職として認められなければ、次の看護師さんが育たない。

そして、“良い仕事をするためには、看護師だって普通の職場と同じように、働いた報酬をしっかり貰って社会に認められなければいけない”ということが分かり始めてくると、『国会議員さんをどんどん出して行政を動かしていかなければいけないんだ』という考えになる。

最初は若い子たちは見向きもしないかもしれないけど、皆に分かってもらえるように次の世代に働きかけるのが私たちの役目なのかな、と思います。

司会

国会に代表を送ることでできる目に見えない改革を、看護師は身体で実感しているということですよね。
助産師さんの場合はどうなんでしょう? 南野先生が国会議員として出られることによって意識が高まりましたか、宮永さん?

宮永
助産師の資格を持つ南野知恵子議員(中央)。
出産に関連する著書も多く、内閣府特命担当大臣(青少年育成及び少子化対策担当)として入閣。看護界にも多大なる功績を残された。

もちろん、南野先生の力で助産師の名前も仕事内容も皆さんによく理解していただけたんじゃないかな。

私は病院に勤めていた時、労働組合にも入っていましたので、皆さんと一緒に私たちの地位確保、労働条件の改善や賃金などの環境改善について上の方に訴えたり、地方の方に伝えたりしていました。団塊の力というか、人数が多かったので結構影響力があったんじゃないでしょうか。
若い頃はあまり感じなかったですが、一緒にそういう活動をさせていただいた事が現在に繋がっているんじゃないかと思います。

看護の質を高めることがベッドサイドに直接反映します。皆さんが病気になって入院されて初めて、「ああ、ありがたいな」と感じていただけるんじゃないでしょうか。

山田
高階恵美子参議院議員(右)。
現職の看護関連議員である彼女には大いなる活躍が期待されます。

そうですよね。連盟ができたことで、政治に声を出さないといけないという自覚ができてきたんじゃないかな。

私たちも言わなければいけないんだと思いますよ。
薬剤師さんとか、違う職種の方が国会に出ていて、そちらの意見が通るようになるという話も聞いた事がありますし、看護協会で勉強するだけじゃなくて、連盟ができたのなら今度は私たちも国会に人を出さないといけないんじゃないか、という自覚みたいなものが芽生えてきたような感じがします。

何かの折に、連盟に足を運ぶ機会を作っていただければ、「あのひとが言っていたのはこういうことだったんだ」とか、「あの諸先輩たちが苦労していたことはこんなことだったんだ」と理解できるんじゃないかな、と思います。

司会

確かに、今は昔と比べて変わってきて、夜勤も患者数もある程度絞られていますし、労働の報酬もある程度貰える時代ですが、そんな時代の中でも、国会議員さんを出して何かを要求する必要がある時に、「この先生が出ることで皆の条件も良くなるし、看護の質も高まるんだ」ということを、今の若い世代にはどういう形で理解してもらえばいいでしょうね?

畑中

今は3人夜勤が当たり前になってきているけれど、医療の安全性や患者さんの権利意識などを考えると、もはや3人夜勤では不安。
そういう状況の中で、4人夜勤という形に変えるためには何をすればいいのかという時に、「現場から声を挙げていけば、こういう風に伝わるんだ」って解ってくると、今の若い子たちも動くんじゃないかなって思います。自分達の環境が良くなるわけですからね。

4人夜勤って、今すごく望まれてきている。
病院でも、本当は4人夜勤を組めないところを組んでいる状況だけど、4人夜勤になった病棟は絶対3人に戻して欲しくない、日勤が少なくてもいいから4人夜勤で、っていう状況になってきている。そういうところを、これからどう変えていくかを感じています。

司会

そうですね、今、若い世代が感じている不安を声として挙げていかなければ、国会の人たちへは伝わらない、世間の人たちにもそれを認めてもらえないんでしょうけど…宮永さんは、どう思われますか?

宮永

畑中さんのご意見を聞いて、本当にそうだなと思います。

今の職場環境は非常に機械化が進んでボタン一つで瞬時に状況が変化しますし、医療技術も非常に進んでいる反面、重症の患者さんの看護をしないといけない時には非常にリスクが高いと思うんですね。緊張しながら働いているから、ヒヤリ・ハット的な事故が起きやすいんじゃないかと思うんです。

だから、日々の仕事を通じて、皆さんで話し合う座談会形式の会合などを頻繁に設けて、その事故がどんな心理状況の中で起きやすいのか、今後どういうふうにすれば解決に導けるのか、どう制度化していくかという点を、目に見える形で具体的に話し合っていけば、若い方でも「自分の行動がこういう結果に直接結びついて、制度として整っていくんだな」と自覚できるんじゃないかと思いますね。

司会

そうですよね。私たちは一人では何にもできないかもしれませんけど、一人ひとりの声を、まず議員の先生へ出すことが大事。時代の流れの中で、議員さんのおかげで目に見えて良くなってきていることを、今後は維持していかないといけない、そこから一歩でも上に上がらなくちゃいけないんですよね。
今、看護師さんは独自で専門性を活かしていく時代ですから、これからますます議員さんの力が必要になってくるんじゃないかと思います。