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保健師の役割の変遷:連盟ふくい座談会:福井県看護連盟


連盟ふくい座談会:保健師の役割の変遷福井県看護連盟座談会 保健師の役割の変遷


医療関係者が一体となって患者さんやご家族に指導することが大切。

司会

先ほども言いましたように、現在は保健師の活動分野も広がり、南出さんのように病院で保健指導を行っている方もいらっしゃいます。
南出さんは保健師以外の方とチームで活動を行っていく上で、何か苦労されことや充実感を感じられたことはありますか?

南出

はい、一番指導の機会が多くなるのは、患者さんが退院する時期だと思います。

退院間際になると家族に対しても指導しなければいけないことが増えるので、主治医だけでなく、リハビリ側からの意見も聞いて家族にもできるリハビリ方法を指導したり、薬剤師さんからご家族に薬について説明してもらう機会を設けたりして、ご家族と専門家方との間に立っての活動は、看護師、保健師を問わず結構行っていますね。
主治医、看護師、リハビリが別々の指導をするのでは、患者さんも統一した退院生活が送れませんから、チームでカンファレンスの場を設け、家族を含めて指導させていただいています。

退院してから症状が悪化しないように、退院前にきちんと指導して現状以上の健康な生活を送れるよう関わっていくことが、病院に勤務している看護師なり保健師なりに大切なことなのではないかと、お2人の話を聞いていて思いました。

惣宇利

そうですね。保健所にいました時、特定疾患の方について、退院するときにどうすればいいかという依頼が病院からあり、保健所の担当保健師、病院の主治医がご家族とタイアップしていろいろな話をする機会を何回か持ったことがありました。
お互いに連携し合うことで良い方向に行けると思います。

南出

本当に、家へ帰って悪化して病院に戻ってくるのではなく、病院でしていたことをそのままご家庭でも継続して行っていくことが大事ですね。

司会

それは大切なことですね。主治医や看護師、薬剤師、理学療法士など、いろいろな人を交えてカンファレンスしてくださると、患者さんにも「ちゃんと自分のことを考えてくれているんだな」と思っていただけるでしょうし。

南出

そうですね。薬剤やリハビリのことで深い質問をされた時、私たちが答えることもできますけど、やはりいつも診ている専門の方が答えてあげた方が、患者さんやご家族にとっても安心なのではないかと思います。

司会
司会:伊東三枝子さん
県内の保健師として約36年間勤務。市町村との連携を密にし、住民の目線に立った業務を行うことを心掛けていた。退職後、2年間学校保険、4年間介護保険のケアマネジャー等に従事した。

保健師だけではなく、医療に関係する人はいろいろな形で患者さんやご家族に寄り添っていき、それによって退院後も健康に暮らしていけるということですね。

世の中が複雑になればなるほど、相手に寄り添いながら保健指導をする保健師の存在はより重要になってきますから、永田さんや惣宇利さんのような先輩方が築いた成果を経て、南出さんたちのように若い保健師さんが自信を持って活動してくことが大事ですね。

本日はどうもありがとうございました。